リベルサスとマンジャロ|GLP-1ダイエット治療|池袋スカイクリニック

リベルサスとマンジャロ|GLP-1ダイエット治療

池袋スカイクリニック

GLP-1ダイエット|リベルサス処方

  1. 池袋スカイクリニックでは、肥満治療ダイエットに対し、リベルサスなどGLP-1アナログ製剤を処方しております。
  2. リベルサスなどGLP-1アナログ製剤には、一部を除き肥満症ダイエットの適応はありません。
  3. 減量効果ダイエットを100%保証するものではありません。
  4. 本邦では、保険適応がなく、保険外診療(自由診療)になるため、費用は、全額自己負担となります。
  5. 薬害があった場合、『 医薬品副作用被害救済制度 』が対象外となると考えられます。
  6. 20歳未満の方への処方は行っていません。
  7. 医師の説明を聞き、ご理解していただいた方のみに処方しております。

上記をご理解していただいた方のみ処方を行っております。
詳細は、池袋スカイクリニック担当医師にご質問下さい。

費用|各種ダイエット治療

池袋スカイクリニック

肥満外来|リベルサスのindex

GLP-1ダイエットで健康な体を手に入れてください

リベルサスとマンジャロの処方|池袋スカイクリニック

GLP-1ダイエットは食欲自体が減少するため、我慢の必要が少ないダイエット法です。

お薬によるダイエット療法|GLP-ダイエット

GLP-1受容体作動薬は、食欲抑制作用により、ダイエット効果を発揮する薬剤です。(本来は糖尿病治療薬です。)
そもそも食欲が低下するので、食欲を我慢する必要がなく、無理なくカロリー制限を行うことができます。
ご本人が注意しなくとも、食欲が抑制されているため、『摂取カロリーが気づかずに減少している』
『気がついたら体重が落ちていた』
 といったケースも多く、無理なくダイエットできる薬剤です。
電気自動車のテスラやSNSエックス(旧twitter社)でおなじみのイーロン・マスク氏が、ダイエット目的に用いてることでも有名です。

お腹が空かないので我慢する必要がない|食欲を抑制する

今までのダイエットといえば、厳格な食事制限や運動療法が必須でした。
リベルサスなどのGLP-1アナログ製剤は、食欲を落とすために、食事の欲求が減ります。
食欲を我慢することは、本能に逆らうことであり、苦痛を伴います。
この食欲が、リベルサスで抑制でいるため、食欲を我慢することなく、食事制限が可能になります。
など、無理のないダイエット効果を得られます。
具体的には、下記の様な効果が得られます。

ダイエットに成功した自分をイメージする

自分のスタイルに自信がない方やネガティブな印象を持つ方は、そのことにより、気持ちが落ち込んだり、社交性が乏しくなることが、メンタルヘルスの分野から報告されています。
ダイエット治療を行い、自分のイメージするスタイルに近づくことが、メンタルが改善します。
内向的だった気持ちが外交的になり、積極性が増すことが指摘されています。
ダイエットに成功した自分をイメージすることが大切です。

今とは違う自分をイメージしダイエットに励もう

GLP-1ダイエットはこんな人におすすめ

ダイエット治療にあたり担当医師より詳細な説明をいたします

まずはGLP-1アナログ製剤の中から選択する|リベルサスまたはマンジャロ

各薬剤の違いについて、別項を用意しております。診察を受ける前に、一読していただけると幸いです

各々の特徴を理解し自分に合ったダイエット治療を選ぶ

特にこだわりがないようであれば、まずは、リベルサスまたは、マンジャロのどちらかを選択して下さい。
GLP-1アナログ製剤は、スーグラ(SGLT2阻害剤)に比較し、減量効果が高いためです。
リベルサスは内服薬(毎日服用)
マンジャロは注射薬(週1回、ご本人で注射していただきます)
になります。
リベルサスとマンジャロを併用することはありません。
これら、GLP-1アナログ製剤で効果が不十分、または、副作用で増量できない場合に、スーグラを併用していただきます。
いずれも、100%のダイエット効果を保証するものではありませんが、多くの方で、減量効果を得ています。

リベルサスを選ぶ理由|ダイエット処方

『初めてダイエット治療を行う方』
『注射が怖い方』

リベルサスの欠点|肥満診療

『毎日服用する必要がある』
『服薬にあたり注意事項が多い』

マンジャロ(注射薬)を選ぶ理由|ダイエット処方

『強力なダイエット効果を期待したい方』
『毎日服用するのが面倒な方』
『注射が怖く無い方』
『費用よりも効果を優先したい方』

マンジャロ(注射薬)の欠点

『注射の恐怖感がある』
『コスト負担が大きい』

LINEやFaceTimeを用いた遠隔診療診療|ダイエット処方

遠隔診療でGLP-1ダイエット、リベルサスとマンジャロの処方

時間が作れない方や、遠方で来院が難しい方は、テレビ電話によるオンライン診療がおすすめです。
ホームページを一読していただくと、診察がスムーズです。
ご質問があれば、診察時に、担当医師にお尋ね下さい。
手順としては、

診察・費用など|ダイエット診療

ご連絡ください

ダイエットのご相談をご希望の方は、よろしければ、まずは、お電話下さい。
池袋スカイクリニックでは、ダイエットの診療以外にも、様々な診療を行っています。
すでに診療予約が多数入っている場合は、診察を受けることができない場合もございます。

TEL:03−3984−9140

診察日|月曜〜土曜(祝日を除く)10:00〜20:00

大変申しわけございませんが、マンパワーの関係で、ダイエット診療は、月曜日〜土曜日となります。
日曜祝日(10:00〜16:00)も、診療可能な場合がございます。
まずは、お問合せください。

費用は、『お薬代+送料(590〜790円)』となります。
その他、診察料、調剤料などは必要ございません。
マンジャロの場合は、季節によってはクール料金が金が追加必要です。
ヤマト運輸の宅急便コンパクトで発送致します。
ご相談無料。
調剤料など、上記以外の費用はかかりません。

銀行振り込み・クレジット決済・現金書留|決済方法

お支払い方法は、銀行振込およびクレジットカードによる決済、現金書留に対応しております。
対応しているクレジットは、右記(下記)となります。

オンライン診療では各種クレジット決済を可能です。

15時までに決済確認できれば即日発送

15時まで(日曜・祝日は13時まで)に決済確認できた場合は、即日発送いたします。
お急ぎの場合は、カード決済をお勧めいたします。
銀行振込の場合は、銀行の仕様によって、決済完了にお時間がかかる可能性があります。
また、日曜・祝日の場合は、週明けにならないと決済確認できない場合もございます。
ヤマト運輸の宅配便コンパクトにて、池袋スカイクリニックより、お薬を発送いたします。
ヤマト運輸の営業所止めも指定可能です。
開梱しなければ、何が送られてきたかわからないようになっています。
ご理解のほど、よろしくお願い申し上げます。

15時までに決済確認できればヤマト運輸で即日発送|池袋スカイクリニック

自由診療(保険外診療)となります|ダイエット処方

池袋スカイクリニックで扱う、リベルサス、マンジャロ、スーグラは、本来は糖尿病の治療薬です。
ダイエット診療に用いる場合は、適応外使用となります。
そのため、日本国中、全ての医療機関において、保険診療の適応されません。
公的保険はて適応外です。
池袋スカイクリニックでも同様、GLP-1ダイエットの費用は、全額自己負担となります。
費用は、お薬代(遠隔診療の場合はプラス送料)のみのご負担となります。
ご理解ください。

院内処方|ダイエット診療

池袋スカイクリニックでは、院内処方を採用しているため、診察終了後、直ぐその場で、お薬をお渡しできます。
薬局に立ち寄る必要はありません。

担当医師による説明

ダイエット治療を始めるにあたって、担当医師から説明を行います。
そこで、もし納得できなかったり、気が進まない場合は、治療を行わなくても大丈夫です。
その倍でも、診察費用は頂いておりません。
ご相談は無料で承っております。

美容外科やオンライン専門クリニックなどでは、医師不在で事務員が説明にあたったり、専門性の無いバイト医師による診察などが横行しています。
ダイエットを安全に効率よく行うためにも、診療を受ける医療機関を見定めてください。

ご理解し納得した上で治療を始めて下さい

リベルサスなどのGLP-1アナログ製剤は、本来は糖尿病の治療薬です。
一部の製剤において、肥満症の適応がありますが、限定的な適応と思って下さい。
リベルサス等のGLP-1の処方は、ダイエットには適応がありません。
適応外の治療法であることもあり、メリットとデメリット(リスク)を、十分に説明をさせていただき、ご理解を得られた場合のみ処方いたします。
リベルサスの詳細は
⇨ 
ご相談の後に、治療を行わない判断をしていただいても、問題ありません。
池袋スカイクリニックとしましても、納得した上で、治療を受けていただきたいと思っております。

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GLP-1ダイエットとは

GLP-1受容体作動薬(GLP-1アナログ)

GLP-1ダイエットとは、GLP-1受容体作動薬(GLP-1アナログ)という薬を使うことでもたらされる、無理のないな食欲抑制によるダイエット法です。
もともとは2型糖尿病の治療薬として開発されたものですが、食欲が減る、副次的に体重が減るという作用に注目され、近年では「肥満治療薬」として使われるケースが増えています。
GLP-1(Glucagon-Like Peptide-1)は、腸から分泌されるホルモン(インクレチン)で、それを人工的の合成し改良したものがGLP-1アナログという薬剤です。
その効果は、

ダイエットに対する効果は、
『少しの食事で満足できるようになる』
『間食や過食が自然と減る』
になります。
自然とカロリー制限できるのが、GLP-1のダイエットのメリットです。
食事を我慢する必要がないため(そもそも食欲が湧きにくい)、無理のないダイエットが可能です。
注:単独で使用する場合は、極端な食事制限を行わない限り、低血糖に至ることは、ほぼありません。

GLP-1ダイエットの効果

GLP-1、特に「つい食べすぎてしまう」「甘いものをやめられない」「満腹を感じにくい」という人に効果が出やすい傾向があります。
主に以下のよう効果が期待できます。

辛くないダイエット治療

減量の原則は、『摂取カロリーを抑える(特に脂質と糖質)』『消費カロリーを増やす(運動する)』
上記の2点につきるとも言えます。
理解はしているが時間が作れない、食事を取りたいという本能に勝てない、など、 ダイエットができない、過去に失敗した経験を持つ方もいらっしゃると思います。
リベルサスやマンジャロは、既存の薬とは全く異なる、画期的な薬剤です。
食事制限につきものの、食欲を我慢する辛さが無くなる〜低減できます。
100%のダイエット効果を保証するものではありませんが、新たな方法の一つとして、ご検討下さい。

GLP-1ダイエットで使われる薬の種類

オゼンピックおよびリベルサス、ウゴービは、同成分の薬剤です。
容量や剤形に違いがあります。
また、マンジャロとゼップバウンドも同成分の薬剤で、容量設定が異なります。
ゼップバウンドは肥満症の適応を持った薬剤で、マンジャロよりも高容量が認可されています。
ウゴービとゼップバウンドは、処方にあたり施設基準があるため、一般の医療機関では取り扱いができません。

副作用として、胆道系疾患(具体的には主に急性胆嚢炎・胆管炎)も指摘されています。
こちらは、高用量・高力価になるほど、発症率が増加する傾向です。
内服であるリベルサスでは、発症率が増加するとの報告も、変化がなかったとする報告もあります。

GLP-1アナログ製剤の副作用

消化器系副作用が主

GLP-1製剤は、多少の差はあれど、基本的な性格は同じで、懸念される副作用も同じです。
主な副作用は、消化器症状です。
消化器に作用し、消化管の運動を低下させる作用があるため、それに伴った消化器系の症状が出現する可能性があります。
具体的には、
「吐き気や嘔吐」、「食欲不振や胃のムカつき感」、「便秘または下痢」など
になります。
強い製剤ほど、消化器系の副作用が生じやすくなります。池袋スカイクリニックで処方している薬剤で言うと、
マンジャロ>リベルサス
と副作用が強く生じる可能性があります。

低血糖の危険性は無い

リベルサスもマンジャロも、単独では、インスリンの分泌を促したり、血糖値を直接下げる作用はありません。
そのため、低血糖の危険性がほぼありません。
注:糖尿病で血糖低下薬を服用中の場合は、血糖硬化作用が増強され、低血糖を生じるリスクがあります。
(池袋スカイクリニックでは糖尿病で治療中の方に対してリベルサスやマンジャロの処方は行っておりません)

反応性低血糖はGLP-1アナログ製剤が原因では無い

ただし、健康な方であっても、食事を抜くことで、低血糖症状を生じる場合があります。
ダイエット中、極端な食事制限をした場合は、低血糖を生じる可能性があります。
また、食後2~5時間後に低血糖を生じやすい方がいらっしゃいます。
反応性低血糖と呼ばれるもので、肥満や糖尿病の傾向がある方にしばしば認められる現象です。
食事摂取により上昇した血糖を低下させるためにインスリンが分泌されます。 肥満や糖尿病の傾向がある場合、インスリン分泌反応が過剰なことがあり、食後時間が経過してから、低血糖を生じる場合があります。
空腹感が著しい場合や、めまいや倦怠感、冷汗、手の震えなど、低血糖症状を認めた場合は、早急に、ジュースなど糖分(人工甘味料は不可)を摂取し、 低血糖の改善を計ってください。
注:リベルサスやマンジャロの使用で、反応性低血糖が増加する報告はございません。
池袋スカイクリニックに通院中の患者様においても、反応性低血糖の増加は確認できておりません。

急性膵炎の発症リスクは否定的

重大な副作用として、膵炎が指摘されています。
最新の大規模臨床試験の結果では、GLP-1アナログ製剤による急性膵炎発症は、否定されています。
肥満自体が急性膵炎のリスクであり、糖尿病患者における急性膵炎の発症率自体が比較的に稀なため、判断が難しいところです。 (本来、糖尿病治療薬であるため、糖尿病患者を対象とした調査報告が多数を占めます。)
糖尿病患者を対象とした大規模臨床試験の解析結果(2023年発表:参照#1)によれば、 急性膵炎の発症頻度は、経口セマグルチド(リベルサス)群vs対照群は3例/4116例(0.1%以下)vs4例/2236例(0.2%)、 皮下注射セマグルチド(オゼンピック)群vs対照群は7例/3150例(0.5%)vs3例/1657例(0.6%)となっています。
糖尿病患者を対象としたものですが、発症の増加は認めておりません。
急性膵炎発症数は、絶対数が少ないため、因果関係についての判断が難しく、また、 急性膵炎は、重症化する可能性のある疾患なため、慎重に判断する必要があります。
各研究調査報告では、急性膵炎や膵癌の発症に因果関係があるとするものから無いとするものまで様々ですが、 上記の大規模臨床試験の調査報告により、一定の結論が得られたと考えられます。
参照:
#1 Safety and tolerability of semaglutide across the SUSTAIN and PIONEER phase IIIa clinical trial programmes
Diabetes Obes Metab. 2023 May;25(5):1385-1397.

急性胆嚢炎・胆管炎など

副作用として、胆道系疾患(具体的には主に急性胆嚢炎・胆管炎)も指摘されています。
こちらは、高用量・高力価になるほど、発症率が増加する傾向です。
内服であるリベルサスでは、発症率が増加するとの報告も、変化がなかったとする報告もあります。

甲状腺髄様癌やその他の癌

甲状腺がんとの因果関係も疑われておりましたが、こちらは、ほぼ否定されていると考えられます。 
添付文書上、注意事項として、
「甲状腺疾患のある方(特に甲状腺髄様がんの既往がある方)」
が挙げられていますが、ほぼ因果関係は否定れています。
その他の癌についても、発生率の増加は否定的です。
参照:
Semaglutide and cancer: A systematic review and meta-analysis
Diabetes Metab Syndr. 2023 Sep;17(9):102834.

医薬品副作用被害救済制度

ダイエット目的で使用した場合、多くの場合、適応外使用となるため、 医薬品副作用被害救済制度が適応されません。
池袋スカイクリニックで処方させていただいた場合でも、同様に、適応外使用となります。
服用は自己責任となります。
利益不利益、良くお考えいただき、服用を決めて下さい。
ご不明な点は、診察時に、池袋スカイクリニックの専門医師にお尋ね下さい。
科学的根拠に基づく知識と経験から、アドバイスを致します。
(今後、新たな情報が入り次第、ホームページ上でのご報告、ならびに、治療中の方には、各々ご連絡いたします。)

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リベルサスの服用量

まずリベルサス3mgで開始|ダイエット

初期量のリベルサス3mgは、副作用を確認する容量とお考えください。
3mgで位ヶ月服用していただくのは、お身体をリベルサスに慣らす期間です。
リベルサス3mgでダイエット効果が得られなくても、心配する必要はありません。
リベルサスは、7mgに増量してからが本番とお考えください。
ただし、初期量の3mgで十分効果が得られている場合は、増量する必要はございません。

治療開始1ヶ月以降リベルサス7mgに増量する

多くの方は、リベルサス7mgに増量することでダイエット効果が得られています。
 維持量の7mgで効果が強い場合は、3mgに減量する場合もあります。
中には、3mgと7mgを交互に服用していただく場合もあります。

リベルサス7mgで副作用が強い場合

 リベルサス7mgで副作用が生じ、継続できない場合は、リベルサス3mgにスーグラ50mgの併用を考慮します。

リベルサス7mgで効果が得られない場合

まずは、服用方法の再確認を行います。
くどいようですが、リベルサスは服用方を間違ってしまうと、全く効果が得られない薬剤です。
服用方が間違っていないのであれば、薬剤の増量または追加や変更を考慮します。

リベルサス14mgで効果が得られない場合

リベルサス7mgの無効例と同様に、まずは、服薬方法の再確認が必要です。
ご本人が考えている以上に、服用法を厳格に守らなければならない場合もあります。
用量が不足していたり、服薬が順守できなかったり、様々な理由が考えられます。
このような例では、マンジャロに変更していただいています。

マンジャロに変更を推奨

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リベルサスの服用法

リベルサスの服用にあたっての注意事項

GLP-1アナログ製剤は、本来は、注射薬でした。
それを無理やり内服薬にしたのが、リベルサスです。
そのため、服用にあたって、様々な制限が生まれてしまいました。
現状、残念ながら、”そういう薬しかない”ので、仕方ないところがあります。
内服が煩雑で、難しいのであれば、注射薬であるマンジャロを考慮下さい。

完全空腹時に服用して下さい(朝一番の起床時がお薦めです)

生活リズムは各々異なると思います。最も空腹になるタイミングで服用して下さい。
GLP-1作動薬自体は、本来は、注射剤であり、リベルサスは、唯一の内服薬になります。
GLP-1は、分子量が大きいため吸収が悪く、また、安定化させるのが難しく、胃酸や消化酵素で直ぐに分解されてしまいます。
技術的に克服し市販されたのが、リベルサスになります。ただ、服用法には、上述の制限がある、といったことになります。
完全な空腹時(一般的には、食後から最も時間間隔のあいた朝一番)の服用が大切となります。

1日の中で最も空腹になっているときに服用する

繰り返しますが、リベルサスは、完全空腹時の服薬が必要です、

これを守っていただけないと、全くといって良いほど効果が得られません。

夜勤などで、生活が不規則な場合は、ご本人のライフスタイルの中で、最も空腹になるタイミングで服薬して下さい。

例えば、夜勤主体で、朝帰宅後に食事、その後就寝される場合は、起床後の初めての食事の前に服用して下さい。

1日の中で最も空腹になっているときに服用する

繰り返しますが、リベルサスは、完全空腹時の服薬が必要です。
これを守っていただけないと、全くといって良いほど効果が得られません。
夜勤などで、生活が不規則な場合は、ご本人のライフスタイルの中で、最も空腹になるタイミングで服薬して下さい。
例えば、夜勤主体で、朝帰宅後に食事、その後就寝される場合は、起床後の初めての食事の前に服用して下さい。

リベルサスは、”少ない水分量(コップ半分以下。120ml以下)”で服用して下さい

水分量を極端に少なくするのは避けて下さい。
水分量が120mlと50mlとした場合の比較では、120mlで服用したときの方が、血中濃度が高くなるとされています。

服用後30分は、飲食や他の薬の内服は行わないで下さい

許されるならば、もう少し時間を空けていただいても構いません。
空ける時間を30分と60分を比較した場合、統計学的に有意差はありませんが、60分の方が血中濃度が高い傾向になっています。
(逆に、時間をより多く設けたほうが、副作用が生じやすくなる可能性もあります。)必ずしも、服薬後30分したら飲食を行って下さい、ということでもありません。

リベルサス服用にあたっての注意事項

リベルサスは、容易に直ぐに分解されてしまう薬剤です。
さらに、分子量の大きさから、吸収に難がある薬剤です。
そのため、お薬には、特殊なコーティング(吸収促進剤:SNAC(サルカプロザートナトリウム))がされています。
分割してしまうと、特殊コーティングが働かず、消化酵素などにより、直ぐに分解され、薬効が消失してしまいます。
7mg錠を分割した場合、その効果は半分の3.5mgにも満たなくなります。
また、吸収促進剤は、多くても、少なくても効果に影響を与えます。
仮に、リベルサス3mgを2錠服用していただいても、6mgの効果が得られないどころか、3mgの効果も得られない可能性があります。

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マンジャロ|GLP-1ダイエット

マンジャロとは

マンジャロ(Mounjaro)は、米国イーライリリー社が開発した新しいタイプの糖尿病治療薬で、有効成分はチルゼパチド(Tirzepatide)です。
2型糖尿病の治療薬として開発されましたが、その強力な体重減少効果により、肥満治療薬(抗肥満薬)としても世界中で注目されています。
肥満治療薬としての使用については、現在は保険適用外(自由診療)*であることが多く、医療機関によって対応が異なります。
ただし、副作用や注意点もあるため、必ず医師の指導のもと、安全に使用することが重要です。
*:減量目的での保険適用は、合併疾患やBMIが一定以上などの様々な条件を満たす必要があります。

マンジャロはアメリカに本社を置くイーライリリー社が製造販売を行なっている

特徴と作用機序(メカニズム)|GIPとGLP-1のデュアルアゴニスト

マンジャロの成分であるチルゼパチドは、GIP(胃抑制ポリペプチド)とGLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)という2つのインクレチン(消化管ホルモン)に作用する、デュアルアゴニストと呼ばれる薬です。
マンジャロは、2つのインクレチンに作用することで、強力なダイエット効果をもたらします。
より強力ではありますが、基本的には、既存のGLP-1アナログ製剤と同じ流れにある薬剤です。
詳しくは『GLP-1ダイエットとは』をご参照ください。

主な副作用と注意事項

マンジャロの副作用は、
「吐き気、嘔吐、下痢、便秘などの消化器症状」
「食欲減退」
「倦怠感や頭痛」
と、他のGLP-1アナログ製剤と同様です。
これらは、初期投与や増量時に出やすいものの、多くは一時的です。
初期量から開始し、体をマンジャロに慣らしていくことで、副作用は低減します。
詳しくは『GLP-1アナログ製剤の副作用』を参照して下さい。

マンジャロの使用法

マンジャロは自己注射する必要があります。
注射に伴う痛みは、ほぼありません(刺入時に押される感じが少しあります)。
みなさん、実際に自己注射を体験していただくと、あまりの簡単さ、痛みのなさに驚かれます。
詳しくは、診察時にご説明いたします。

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リベルサスとマンジャロの効果をより引き出す注意事項

少しの心がけが一層のダイエット効果を引き出す

GLP-1ダイエットで使用されるリベルサスやマンジャロは、一言で言うと、食欲を抑制する薬です。
いつもより少ない食事量で、満腹感が得られるようになります。
服薬するだけで、食事を我慢することなく、ダイエット効果が得られるのが特徴です。
しかし、より、効率よくにダイエット効果を得るには、”満腹感”を意識することが有用です。
少しの”心がけ”が、より一層のダイエット効果に繋がります。

ゆっくりよく噛んで食べる

食事に時間をかけることで、よりリベルサスやマンジャロによる満腹感を得やすくなります。
満腹感を得る事で、摂取カロリーを抑えることができます。
特に男性は早食いの傾向が強いので注意が必要です。

腹八部目に抑える

満腹感は、食後直ぐに得られず、遅れて得られます。
腹八部までに抑えていただいても、リベルサスを服用、または、マンジャロを注射している方は、遅れて満腹感を得られます。
お腹いっぱいまで食べてしまうと、満腹感以上の”膨満感”になる場合もあります。
食事直後の満足感は減るかもしれませんが、遅れて満足感が得られます。
”少し足らないかな〜”くらいでも、遅れて、満腹感が得られ、満足することできます。

早食いの方はリベルサスの効果が得にくい

 早食いの方は、満腹感を感じる前に食事摂取が完了してしまいます。
食事が終わってから、『食べ過ぎた』と反省した、後悔した経験をお持ちの方もいらっしゃるかと思います。
食事は、よく噛んで、ゆっくり食べましょう。

食欲関係なくストレス発散目的に食べてしまう方

食欲関係なく、ご本人のお体をいじめるが如く、空腹満腹関係なく、無理矢理に食事を取る方がいらっしゃいます。
メンタル的な問題であったり、ストレス発散目的だったり、様々です。
この様なケースは、食欲に関係ないため、リベルサスの減量効果を得ることが難しい場合があります。

男性例はリベルサスの効果が乏しい

経験上、女性に比較し男性の方が、効果が乏しい印象です。
ただ、男性例は”早食い”の方が非常に多いため、”早食い”が原因の可能性もあります。
早食いは、過食につながります。
時間をかけて、良く噛んで満腹を得やすくするよう工夫しましょう。
仕事上、外食や接待などの飲食の機会が多いのも原因の一つかもしれません。
その場は、仕方ないと思います。
それ以外の時に、注意していただければと思います。

written by 池袋スカイクリニック

GLP-1ダイエットの効果が得られない|リベルサスとマンジャロ

『摂取カロリー』と『消費カロリー』

リベルサスやマジャロなど、GLP-1アナログ製剤は、画期的な薬ではありますが、全ての方にダイエット効果・体重減少作用を保証する薬剤ではありません。
ダイエットの大原則は、
『摂取カロリーを減らす(食事療法)』
『消費カロリーを増やす(運動療法)』
です。
リベルサスやマジャロは、食欲を抑制することで、『摂取カロリーを減らす』ことを手助けする薬剤です。
基本的には、消費カロリーが摂取カロリーを上回り、マイナスバランスにならないと、体重は減りません。
リベルサスにて食事摂取量が減ったとしても、消費カロリーが、それを上回らなければ、ダイエット効果は得られません。
薬剤でのダイエット療法は画期的ですが、ダイエット効果に限界もあります。
ご理解下さい。

ダイエットにはカロリー制限、特に脂質制限は有効です

摂取カロリーと消費カロリーが釣り合ってる|リベルサスとマンジャロ

多くの方が減量に成功しているGLP-1ダイエットですが、やはり、効果には限界があります。
右肩下がりに、減量効果が続くわけではなく、どこかでプラトーに達します。
GLP-1ダイエットで抑制されている食欲と、消費カロリーが釣り合ってしまっていることが原因です。
それが、標準体重の範囲内であれば良いのですが、今一歩、及ばない場合もあります。
減量には、このバランスをマイナスバランスにしなければなりません。
この釣りってしまっている状態から先は、やはり、ご本人の”心がけ”が必要になります。

満腹感を意識する

リベルサスやマンジャロは、100%ダイエット効果(減量効果)を保証するものではありませんが、効果が得られない場合は、服用法を再確認する必要があります。
先にも述べましたが、非常に重要です。
だんだんと服用法がルーズになってしまうケースが散見されます。
まず、リベルサスの服用法を確認しましょう。

リベルサスであれば服用方を確認する

リベルサスであれば、服薬法だけ注意していただければ、マンジャロであれば、単純に注射だけしていただければ、比較的、簡単にダイエット効果を得ることができる薬です。
もし、ダイエット効果が得られないのであれば、少し、注意していただくと、より効果が得られます。
『リベルサスとマンジャロの効果をより引き出す注意事項』(合わせてご参照下さい)
でも、記載しましたが、重要な事なので、再度、記載いたします。
リベルサスは、食欲を抑制する薬です。
さらに、付け加えるならば、”満腹感”を得やすくする薬剤です。
上手に効果を引き出すには、”満腹感”を意識すると、より効果的です。
具体的には、『リベルサスとマンジャロの効果をより引き出す注意事項』を参照して下さい。

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GLP-1ダイエット よくある質問集(FAQ)

食欲が本当に減るって本当?

はい、多くの臨床試験で、GLP-1アナログ製剤による体重減少効果が確認されています。個人差はありますが、数ヶ月で5〜15%程度の減量が見込めるケースが多いです。

ただし、強力なダイエット薬ですが、やはり、薬の力だけに頼らず、食事や運動と組み合わせることが、より効果的です。

ダイエット効果を100%保証するものではありません。

GLP-1ダイエットって本当に痩せるの?

GLP-1は「満腹ホルモン」に近い働きをします。

胃の動きを遅くして、満腹感を長く保つため、自然と食欲が減りやすくなります。「お腹が空かない」「間食が減った」と感じる人が多いです。

副作用はありますか?

主に胃腸の不調(吐き気・下痢・便秘)が初期に見られます。

ただし、少量からゆっくり増やすことで軽減でき、多くの場合は体が慣れて落ち着きます。

その他の副作用のリスクは医師が事前にチェックします。

どんな薬剤でも副作用はゼロではありません。医師の説明を聞き、よく考えた上で、ダイエット治療を行なって下さい。

注射は怖いのですが…

心配は不要です。

GLP-1の自己注射は非常に細い針を使い、痛みはほとんど感じません。

週1回で済むタイプもあり、慣れれば1分以内で簡単に済みます。

みなさん、はじめは怖がったりされますが、一度、体験すると、あまりの簡単さとダイエット効果から、『早くやていれば良かった』と、おっしゃる方がほとんどです。

飲み薬タイプ(リベルサス)は効果が弱いですか?

効果は注射薬(マンジャロ)と比較すると、ダイエット効果は、やや穏やかですが、それでも、十分に体重減少が期待できます。

ただし、

『完全食前空腹状態で服用し、飲食は30分以上控える』

といった『飲み方のルール』があるため、継続に向けた工夫が必要です。

誰でも使える薬ですか?

妊娠中・授乳中の方、重度の胃腸障害や特定の甲状腺疾患のある方などには使用できません。

使用可否は必ず医師と相談して下さい。

どれくらいの期間、使い続ける必要がありますか?

まず、最初の1ヶ月は、お薬は、体を鳴らすための初期量から始めます1ヶ月後から本番の容量に増量します。もし、初期量で効果のある方は、そのまま継続しても構いません。

月当たり2〜3kgの減量を目標とします。

目標体重や体質によりますが、3〜6ヶ月以上続ける方が多いです。

効果を持続させるには、途中でやめず、医師と相談しながら継続するのが大切です。

やめたらリバウンドしますか?

薬をやめた後も、生活習慣が整っていればリバウンドは防げます。

逆に、元の食生活に戻ってしまうと再増加することもあります。

GLP-1ダイエット中に『痩せやすい習慣』を身につけること、が最大のポイントです。

保険は効きますか?

日本では、ダイエット・肥満治療目的での使用は自由診療扱いになります。

費用は医療機関によって異なります。

池袋スカイクリニックにおける費用は、こちらになります。

GLP-1薬を使いながら気をつける食生活は?

油っこい食事は副作用(吐き気)を強めることがあるので控えめにして下さい。やはり、脂質の制限と糖質の制限は、ダイエットには有効です。

たんぱく質中心のバランスのよい食事+水分補給を心がけると効果もアップします。

無理な制限より『整える』意識が大切です。

ダイエット目的で使うことは法律的に問題ないの?

医師の診察と管理のもと、自由診療として正しく処方されていれば問題ありません。使用目的は、医師の裁量に任せられています。

個人輸入や無許可サプリには安全性の問題があるため、必ず医療機関で処方を受けることが大前提です。

GLP-1以外のダイエット薬と併用できますか?

大くの薬剤は、GLP-1ダイエットに使用する薬剤と併用は可能です。

組み合わせによっては副作用のリスクが上がる場合もあるため、必ず医師に相談してください。

自己判断での併用は危険です。

written by 池袋スカイクリニック